読みやすい文章、わかりやすい文章、読まれる文章が書きたい。
という悩みを抱えている人は多いと思います。
(私もだ。そういう文章を書きたい。)
というわけで、「文章の書き方」的な本はちょいちょい読むわけです。
今回はその中でもちょっと毛色のちがった書籍のご紹介です。
Contents
文章を書く際のテンプレートなテクニック
東大作文で紹介されているのはこんなテクニックです。
※東大作文ではこの順番に取り組んでいこうぜ!ってな感じで書かれているので番号を振ってみました。
①あとがき作りで結論を先に決める
②目次作りで読みやすい構成を作る
③一人ディベートで説得力を高める
④質問トラップで会話の流れを作る
⑤枝葉切りでブレない主幹を整える
あとがき作りで結論を先に決める
最初にあとがき作りをしよう。
「いや、それじゃあとがきじゃないじゃん!さきがきじゃん!」とか言わない。
だめ。絶対。
あとがきとっても、書籍の最後にあるような「あとがき」というわけではなく、最後の「まとめ」のことですね。
結論から始めろ。ってやつです。
結論を先に書いておくと、文章を書いている途中で話しが脱線してしまったりしても、きちんと戻ってくる事ができます。
要するに文章の軸がブレなくなるという効果が期待できるのです。
文章を書いているときって、結構「あれも!これも!!」とじょうほうを詰め込みたくなるんですが、その詰め込んだ情報のせいで話の軸がブレてしまう。
そうなると、頑張って書いたのになんかわかりにくい。。。という残念な文章になってしまうので気をつけたいところです。
目次作りで読みやすい構成を作る
あとがきの次は目次作りです。
今度は文章そのものではなく、「文章全体の流れ」を決めるわけですね。
これもやはり「全体がブレない」ようにするためには有効名手段です。
この本の場合は、目次の型をいくつかに分けて紹介しています。
[目次の型]
①同格型
②因果型
③対比型
同格型は目次のなかで「同じ主張を繰り返す」目次の型です。
因果型は原因と結果に分けて、原因のセンテンスと結果のセンテンスに分ける方法です。
これは、相手を説得するような場面で有効な使い方になります。
対比型はもちろん複数のモノを比較する目次の型です。
「iPhoneとAndroidはどっちがいいのか?比較してみた!」みたいなやつですね。
選択肢が限られているときにどっちがいいかを結論づける際に有効です。
一人ディベートで説得力を高める
すごく寂しい感じの題目担っていますが。。。
単純に一人で話せ。といっているわけではありません。
仮想でディベート(討論)する事で自分の主張を客観視できるようになります。
そうする事でより自分の理解が深まります。
もちろん、自分自身の知識定着にも有効なのですが、これは自分の主張の「穴」を見つけられることにも役立ちます。
要するに、「これだけじゃ説明が足りないな。。。」ということに気づくことができるので、より良い文章作成の助けになるのです。
というわけで、一人ディベートで自分に対して「ツッコミ」をしましょう!
ちなみに一人ディベートの「相手」はなんでもOKです。
そう。アヒル隊長でもね。
質問トラップで会話の流れを作る
質問トラップと呼んでいるのは、文章の中で相手に「敢えて質問をさせる(=疑問を持ってもらう)」ように仕向けることです。
そして文章の中でその疑問に答えましょう。
感覚的には一人ディベートの延長ですね。
こうすることで、文章を読む際に流れとかリズムが生まれます。
最後まで読んでもらいやすい文章に仕上がるわけです。
枝葉切りでブレない主幹を整える
この記事の中で「ブレない」ということを繰り返し伝えたきましたが、最後の仕上げです。
枝葉切り。
侍の奥義ではありません。
どうしても文章を書いているときには「余計なこと」まで書いてしまいます。
書いているときには「説明が必要そうだ!」と思っても、いざ書き終えてから読んでみると「わかりにくい」ということがよくあるのです。
最初に決めた結論に向かっていない文は容赦なく切りましょう。
え?そうだよ。
「推敲しようね」ってことだよ。。。
まとめ
本日のまとめでございます。
①あとがき作りで結論を先に決める
②目次作りで読みやすい構成を作る
③一人ディベートで説得力を高める
④質問トラップで会話の流れを作る
⑤枝葉切りでブレない主幹を整える
まずは型にはめて実践してみましょう!
終わりに
文章って書く→ 読むにすごいタイムラグが生じるせいなのか、なんとなく一方通行で書いたり読んだりすることが多い気がします。
テンプレ的に使えるとはいえ、意識すべきなのは「文章を介して会話をする。」ということなのかなーという感じになるので、その点で「綺麗な文章の書き方」の指南書とはちょっと違う視点なのかな?
文章を書かないって言う人はいいかもしれませんが、ブロガーやアフィリエイターの方は一回は読んでおいてそんはない本だと思いますね!
それではまた。
しまふくろー