インターネットやスマートフォンの普及とともに、ゲームの分野でもスマホゲームが人気です。
ただ、廃課金という言葉が生まれるように、スマートフォン向けゲームに課金をしすぎて生活が破綻すると言う残念なニュースを耳にすることがあります。
とりわけ課金対象としての代表といえば
やはりガチャでしょう
スマートフォンゲームのガチャというシステムがなぜこんなにも人を魅了するのか?
心理の面から考えてみようというわけです。
Contents
スマホゲームとガチャ
ガチャとは、ゲーム内のアイテムを手に入れるイベントです。
コインや石など、ゲーム内で手に入れることができる「ガチャをするためのアイテム」を使い
ゲーム内のレアアイテムやキャラクターを当てるくじ引きのような要素です。
このコインや石などを現実のお金支払って購入し、ゲーム内でガチャを引くというのが一般的ですね。
まあ、スマホゲームが普及する前からこうしたガチャの要素は存在していて、ガラケーでのゲームでも見たことがあります。
現在では大抵のスマートフォン向けゲームでガチャ要素が盛り込まれていて、1つのビジネスモデルとして成立してさえいるくらいです。
(ガチャシステム考えた人すげーな)
ガチャの魅力の根源
「このゲームのガチャやりたい!」というように、ゲームそのものの魅力というのは当然あると思うのですが、今回ははガチャそのものにフォーカスしてみたいので考察候補からは外しておきます。
同じ理由で、絵師がーとか声優がーとかそいう言った要素も除外して考えます。
ちょっと調べてみると色々と「〇〇効果」みたいな理論が出てくるのですが、私がこれだ!と思ったのは以下です。
部分強化
不定率強化
ディドロ効果
こういうのを調べてみると、心理学的にも人を魅了するよく考えられたシステムだということがわかって楽しいですね!
部分強化
部分強化というのは簡単にいうと
「ご褒美はたまにもらえた方が嬉しい」というものです。
毎月のお小遣いのような定額のものよりも、臨時収入の方が嬉しいものです
(たとえ金額的に差がなくても)
ガチャでたまーーーーーにめっちゃレアなキャラクターやアイテムがあたると
気持ちEEEEEEEEE!!!!!!!
ってなるアレは部分強化によるものです。
不定率強化
不定率強化とは、「報酬を受け取れるかどうかが不定(不定期)の場合、受け取れた時により快感を感じる」というやつです。
要は、「当たるか当たらないかわからないから楽しい」って心理ですね。
パチンコや競馬などのギャンブルを楽しいと感じる心理と同じ理論です。
ガチャはもうシステムそのものが不定率強化の権化なのでこれはもう楽しいに決まっていますね笑
しかもこの不定率強化は部分強化と相性が良いので、コンボでくると
気持ちEEEEEEEEE!!!!!!!
ってなりますよ。。。
ディドロ効果
ディドロ効果というのは「揃えたくなる」心理効果を指します。
人は一貫性のあるものを好むという性質があり、これを一貫性の原則と呼びます。
好む対象はモノに限らず、場所や行動なども含まれます。
カフェに行くとき、なんとなくいつも同じ店行って、いつも同じ席に座ったりしませんか?
こういうのも一貫性の原則によるものです。
話が逸れましたが、ディドロ効果というは「全部揃えたい。コンプリートしたい。」という欲求からなります。
ガチャでは何が当たるかわからないので、全種コンプをしていく快感も味わえます。
ちょっとしたコレクター魂ですかね。
こういう「集めていく楽しみ」もガチャの魅力の1つだと言えるでしょう。
まとめ
ガチャシステムの魅力はゲームやキャラクターの魅力のみにあらず。
心理学的に計算された魅力を備えている。
ゲーム、キャラクターの魅力だけじゃない
部分強化、不定率強化のコンボ
ディドロ効果によりたくさん集めたくなる
終わりに
今回はガチャそのものの魅力について考えてみました。
廃課金という単語を生み出すほどの魅力は、ガチャの魅力だけでなく、スマートフォンゲームの巧みなマーケティングにもよるので、その辺も考えてみたいと思います。
今のところ言えるのは
課金は計画的に
それではまた。
しまふくろー