でも、今までのダイエット法のほとんどが間違った方法だって知ってた?
今回は「トロント最高の医師が教える 世界最新の太らないカラダ」の紹介です。
Contents
ダイエットの常識は実は間違いだった?
ダイエットの手法というものでもこれまでに沢山の方法が色々なところで紹介されています。
が、それらのほとんどは「なぜ太るのか?どうすれば痩せるのか?」というアプローチの根幹に間違いがあったというのです。
例えば
・1日3食しっかり食べよう
・摂取カロリーを制限しよう
・運動でカロリーを消費しよう
こんな感じのものは全て太る/痩せるのメカニズムの根幹にアプローチできていない、間違った手法だったのです。
(個人的な意見ですが、完全に的外れというわけではないみたいですけどね。。。。)
1日3食、カロリー制限、運動の嘘
1日3食の食事、カロリー制限、運動でのダイエットのどこが間違っているのか?
これらの嘘を一つずつ見ていきましょう。
「3食しっかり食べよう」の嘘
朝食は食べないと身体に悪い。
という話は誰でも聞いたことがあるでしょう。
ただ、この文化は現近代になって根付いた文化のようで、日本では江戸時代までは1日2食(しかも質素)が普通だったのです。
江戸時代になにがあったのか?
それは照明器具の発達です。
照明器具の発達によって、人々の行動時間は飛躍的に長くなりました。
そして、夜遅くまで活動することにより「お腹が空く」ようになったのです。
外国でも朝食文化は発明王 トーマス・エジソンが作ったトースターの商業戦略だったようです。
「1日3食しっかり食べよう!」と宣伝したのです。
結果、朝の忙しい時間帯に手軽に作れるトーストは人々の心を掴み、結果としてトースターはバカ売れ。
さらには電気も消費してくれるのでハンパない丸儲けが実現できたという。。。
その結果1日3食の文化が根付いたというエピソードがあるのです。
要するに、そもそも人間は1日3回もの食事を必要としていなかったのです。
「摂取カロリーを抑えれば痩せる」の嘘
実際問題、摂取カロリー自体をおさえることは間違いではないのですが、カロリーにだけ注目してしまう多くのダイエット方法は間違いです。
「脂質として摂取したカロリー」と「タンパク質として摂取したカロリー」は同じカロリーでも身体の中での働きは全然違うからです。
つまり、摂取カロリーの総量をだけをみてしまう従来のダイエット方法は的を射ていない方法なのです。
実施するならば、タンパク質のカロリーが、、、で炭水化物のカロリーが、、、と細かく分けて計算する必要があります。
「たくさん運動すれば痩せる」の嘘
たくさん運動すれば痩せます。
しかし、この「たくさん」が尋常じゃない量の運動量が必要なので、「運動で痩せる」のは現実的ではありません。
体重50Kgの人が5kmランニングした時の消費カロリーがおおよそ250kcalです。
ランニング・ジョギングの消費カロリーは体重と距離から計算します
ではダイエットの時に落としたい「脂肪」のカロリーは?
脂肪1gは9kcalなので、1kgの脂肪を消費するには9000kcalのカロリーが必要かといえばそうではありません。人間の脂肪は「脂肪細胞」として蓄えられているので、全てが純粋な脂肪というわけではありません。脂肪細胞の約8割は脂質(あぶらの塊)ですが、残り2割ほどは水分や細胞を形成するさまざまな物質で構成されています。
これを踏まえて計算すると脂肪1kgを消費するのに必要なエネルギー(カロリー)は、9kcal×1000g×80%=約7200kcal 程になります。
脂肪1kgあたりなんと7200kcal
ということは、単純計算どれだけ運動すればいいのか?
1kg痩せるためには約144kmのランニングが必要という計算になります。
24時間TVの100キロマラソンの後に、さらにフルマラソン(42.195km)をこなしてもまだ足りません。
どれだけ割に合わないかお分かりですね?
太る原因はインスリン
太る原因は摂取カロリーでも消費カロリーでもありません。
原因は、インスリンでした。
インスリンて何よ?
インスリンというのは体内で作られるホルモンの一種で、体内にエネルギーを蓄える働きを持っています。
いかにも太りそうですね。
糖尿病の治療にも使われたりするので、インスリンそのものが悪のホルモンというわけではありません。
ただ、日頃の習慣によってインスリンの分泌バランスが崩れてしまうことが肥満の原因になっているというわけです。
インスリンの過剰分泌
インスリンに限った話ではないでのですが、こういった身体に作用する物質が常時身体の中に残っている状態が続くと、身体はその状態に慣れてしまいます 。
そして、インスリンが必要になった時に「もっとインスリンを出さなきゃ!」という反応が出てきてしまうのです。
「もうあるから追加はしなくていいよ!」となればよいのですが、そうなってくれないんですね。。。
インスリンが多量に分泌されると、当然身体にたくさんのブドウ糖を蓄えます。
余ったブドウ糖が脂肪となってしまい結果として太るというわけです。
インスリンは食事をするなど、栄養源が身体に取り込まれると分泌されます。
完食をするとずーーーっとインスリンが体内をかけめぐっている状態が続くわけです。
ダイエットの奥義「間欠的ファスティング」
もうわかりますね?大切なのは食事のタイミングや!!!
ファスティングというのは「断食」のことです。
食べなきゃ痩せるという単純は話ではありません。
インスリンをきちんと体から減らし、食事をしたタイミングだけ適量分泌されるようにコントロールする。
これを行うための間欠的ファスティングです。
具体的には1日(24時間)の中で、16時間の間だけ断食しましょう。
この時間を置くことで体内のインスリンの量をコントロールできます 。
※水分はがっつり取って下さい。
基本的にはこれだけです。
いきなりこの16時間食べない。というのを実施すると空腹感で挫折するので、とりあえず8時間食べない。10時間食べない。と徐々に身体を慣らしていくのがおすすめです。
当然、食べるときは栄養バランスを意識した食事をしっかり摂る必要があります。
健康的な身体を維持するためには運動も不可欠なので、無理のない程度に運動も行います。
終わりに
というわけで、今までのダイエット法の間違いとダイエットの奥義間欠的ファスティングについてでした。
医師が教えるダイエット法ですからね。。。効果は期待できると思います。
ただ、結構身体に負担のかかると思われる方法なので、実践する場合は決して無理をせず、自己責任で行なって下さい。
(あなたの健康以上に大切なものはありません。)
今回の参考書籍には間欠的ファスティングを行う際の献立や16時間以上の時間を置くパターンなど、ファスティングのバリエーションも紹介されているので、ぜひ読んでもらいたいなと思います。
それではまた。
しまふくろー