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【ご褒美の心理学】良い報酬は「モノより思い出」が真実だった。

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悩み人
悩み人
ご褒美にはお小遣いだったり、欲しがっているモノだったりと色々あるけど、一時的に喜ばれるだけになっちゃうよね?
しまふくろー
しまふくろー
そういう場合はアレですよ。「モノより、思い出」
これはあるカード会社のキャッチコピーなんだけど、心理学的に見てもガチです。

ご褒美(報酬)は難しい?

ご褒美っていうのは、モチベーションをアップさせたり、維持したりするのにとても有効だと言える。

だけど、量や質、頻度のバランスがすごく難しいです。

あまり多すぎると「ご褒美をもらえるのが当たり前」になってモチベーションを上げる効果が薄くなるし、逆に少なすぎるとモチベーションが上がらない。

ご褒美に対する満足度は一時的な効果だけを考えていてはいずれマイナスになってしまいがちになるわけです。

報酬は「経験」

言わずと知れた超大企業である我らがGoogleでは面白い実験が実施されました。

実験参加者(Google社員)を2つのグループに分けて異なる報酬を与え、その満足度や持続力を比較したのです。

グループ1:報酬に「お金」を与える。
グループ2:報酬に「経験(旅行券)」を与える。
※グループ1とグループ2に金額的な差異はない。

この実験の前には事前調査が行われ、実験参加者は「お金」と「経験」のどっちが報酬として欲しいかというアンケートに答えました。

事前調査の結果では「経験」よりも「お金」の方が欲しい!と考えている人が多いという結果になりました。

しかし、実際に報酬を与えた後の調査では、「お金」よりも「経験」を報酬として与えられた参加者の方がより満足度が高いという結果になりました。

さらには、5ヶ月後の追跡調査で再度実験参加者の満足度を調査すると、「お金」よりも「経験」を報酬として与えられた参加者の方が報酬の満足度が持続していたという結果になりました。

まさに「モノより、思い出」という結果になったわけです。

心理学的研究

コーネル大学のThomas Gilovich教授によると「モノは幸福感を与えてくれるが、効力がすぐになくなってしまう。一方で、経験はその幸福が長く続く。お金を払うならば、その対象はモノではない」と結論づけられています。

モノにお金を払う際の問題点がいくつか挙げられています。

1.すぐに慣れる。
2.「もっと」欲しくなる。
3.周りと比較してしまう。

1.すぐに慣れる。

人の順応性というものは恐ろしいほど高性能で、環境変化の中で生き延びるための素晴らしい能力の1つです。
しかし、モノによる報酬ではこれが逆効果になってしまいます。

モノを所有している状態にさえ、すぐに慣れてしまうため、モノを手に入れたときの幸福感がすぐに弱まってしまうというわけです。

2.「もっと」欲しくなる。

モノを所有した時、自分の所有物はより良いものになっているはずが、「それだけでは満足できない」状態になります。
(これも「慣れ」の1つです。)

そうすると、今度は「もっと」良いもの出ないと満足できなくなるため、際限なく「欲しい」が繰り返されて満足感が持続しにくくなります。

3.周りと比較してしまう。

モノを所有している状態にアイデンティティを感じるため、周囲の人と比較をしてしまいます。

例えばあなたがいい車を購入したとします。
しかし、お隣さんが自分が持っている車よりもよりグレードの高い車を購入したらどうでしょうか?

あなたにとってはとてもいい車なはずなのに、ちょっと幸福感が薄れませんか?
周囲と比較してしまうというのも、モノの所有の危険なワナなのです。

終わりに

というわけで、「モノ思い出の心理学」でした。

報酬はとても良いモノですが、与え方や与える対象にも気をつけていきたいところです。

似たような報酬でも、「お菓子を与える」のではなく、「お菓子を食べに行く権利」にする。と言ったちょっとした工夫でもいいので試してみると面白いと思います。

それではまた。

しまふくろー。

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