どうも。しまふくろーです。
テスト前に一夜漬けで頑張ったけど、テストが終わったら忘れちゃったとか経験ありせんか?
もしテスト勉強で覚えたことを受験勉強のときにも覚えていられたら?
すげーいいなと思いませんか?
世の中には色々な勉強法が存在しています。
色々と試したり調べたりしても、自分にあったものが見つからないという方に
科学的にきちんと調査された勉強方法というのがあったので紹介します。
Contents
間違いだらけの勉強法
よくある参考書にマーカーを引くとか、何度も教科書を読むとかそういった勉強法は、そのほとんどが間違いです。(効果があるとは言えない)
意味がないとまでは言いませんが、非効率的な勉強法であることは色々な実験や研究で証明されています。
(なんでもっと広く認知されていないのか不思議なくらいだ。。。)
勉強方法について調べていると基本的には「わたしはこれで上手くいきました!」みたいな記憶術とか、勉強法とかが出てきます。
基本的にこれをそのまま真似してはいけません。
なぜかというと「いやサンプル数1かよ。再現性あるの?」というところが怪しいからです。
※再現性 = 同じ手法を用いれば同じ結果になるという科学的な考えの基本中の基本
サイコロを高く投げて1回振ったら1が出ました!だから1を出したい時には高く投げましょう!
みたいな話がおかしいというのはわかりますね?
でも
私はこの勉強法で成功しました!だから成功したいならこの勉強法をやりましょう!
みたいな話は信じてしまうところが悲しいところです。。。
科学的に証明された方法を取り入れよう!
再現性と言いましたが、これが科学です。
科学的に証明された勉強法
イコール 「再現性がある」
イコール「誰にでも効果がみられる」
というわけです。(100%とまではいかないけれど)
その方法、考え方をご紹介していきます。
想起練習をする
想起とは
つまりは思い出すことです。
思い出す練習をすることが学習の効果を高めます。
マーカーを引いたり、教科書の再読をするという勉強法はこの想起練習からはかなり遠い位置にある勉強法でしょう。
(再読時に思い出そうとはしませんよね?)
具体的には細かいスパンで小テストをやるという方法です。
問題を解くには想起が必要になるからです。
省察を行う
省察とは「省みること」です。
復習に近いでしょうか。
間違えてしまった問題に対して「どうすれば正解にたどり着けたか」などのフィードバックを与えることですね。
問題を解いてマルバツをつけて、終わり
ではなく
きちんと解説を読んで自分の中に落とし込む工程が必要です。
間違っていた内容を放置せずに正しい内容を再確認します。
精緻化を使う
精緻化とは得た知識を自分自信の言葉に置き換えて、すでに知っている知識を結びつける事です。
「例えば〜」「要するに〜」といった感じですね。
自分自身の言葉で表現する事で知識の定着につながるわけです。
集中練習を避ける
集中練習は一つの科目、課題にずっと取り組むといった学習の方法です。
(学習者のほとんどはこれをやりがち)
例えば数学の場合は
三角関数の章を全部やってから、ベクトルの章をみたいな。
これは集中学習です。
実際に試験を受ける場合は「この問題はベクトルを使って解きましょう」なんて教えてくれません。
そういった「どの知識を使うか」ということを記憶の海から引っ張り出す訓練も学習を効率化させます。
色々な分野の内容をシャッフルして勉強するのが実は学習方法としては効率が良いということが分かっています。
こういうのを交互学習とか、多様学習と言います。
(厳密には交互学習と多様学習は別物ですが、集中学習を避けるという意味で同じ扱いにしています。)
時間をおいて学習する
エビングハウスの忘却曲線はかなり有名な話ではありますが、結局学習を効率よく進めるにはどうしたらよいのかというと、忘れないようにするというよりは
忘れそうになったらまた思い出せるようにする
という対策になります。
つまり忘れたころにもう一回やるというものです。
当たり前じゃんっwwと思われるかもしれませんが、暗記カードなどを用いて
「答えられるまで何度も繰り返す、答えられたらカードを抜く」といった勉強をしてませんでしたか?
これが実は良くないのです。
なぜかというと
答えられた!というときの記憶は短期記憶(すぐ忘れる記憶)だからです。
大切なのは、忘れてそうな頃にもう一回
このタイミングで勉強することです。
(想起練習にもつながります。)
あーあれなんだっけなー!!もう少しで思い出せそうなんだけどなー!うーん。。。
という感覚のとき、最高の想起タイミングなので嬉々として勉強しましょう笑
効果のある勉強法のデメリット
今回ご紹介した効果のある勉強法にもデメリットはあります。
効果があり、効率的に学習が進むとはいっても無敵ではありません。
大きなデメリット
それは
めちゃくちゃ挫折しやすい
ということです。
理由は2つ
①めっちゃ苦痛
②効果が実感しにくい
①の「めっちゃ苦痛」についてはなぜかというと、「思い出せそうなんだけど、なかなか思い出せない!もどかしい!」という状態になるからです。
しかもこれがずっーーと続く笑
「できない自分」向き合う必要があり、自分は何でこんなに覚えられないんだー?!とネガティブな感情に包まれまくります。
マジでダークサイドに落ちないように注意です。
②の「効果が実感しにくい」については、これが分厚い心理障壁になっていると思います。
誰だって効果が実感できないものを継続するのは大変ですから。
特に集中学習については、集中学習をした方が短期的には効果が高いので、余計やりにくいです。
※集中学習を避けるように勉強すると長期的には効果が高い(忘れにくい)ので
まとめ
5つのポイント
1. 想起
2. 省察
3. 精緻化
4. 多用練習、交互練習
5. 間隔練習
大きなデメリット
めっちゃ苦痛
効果が実感しにくい
[参考]
終わりに
たとえ苦労をすると分かっていても、効果が実感しにくくても効率の良い勉強方法を選択すべきだなと思います。
(年齢を重ねると特にね笑)
まさに
学問に王道なし
ですね。
それではまた。
しまふくろー