心理

即断即決は非合理かもしれない。合理的な判断をするための意思決定の心理学

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どうも、しまふくろーです。

何かを決断する時って、めっちゃ迷ったり即決したりと様々ですよね。

もちろん性格というのもありますが、即断即決と熟考の末の決断はいったいどちらがいい判断を下せるのでしょうか。

速いい心と遅い心の意思決定

意思決定に関して、「二重過程理論」という面白い理論があります。

ざっくりいうと、意思決定の際、人の心には2つの過程による意思決定がなされるというものです。

①速い心による意思決定
②遅い心による意思決定

①は即断即決、直感や欲求にしたがった意思決定であり、日常生活の中での大小問わず大半の意思決定はこの速い心に従う。
たとえば、「喉が渇いたから何か飲もう」のような直感、欲求が意思決定の方向性を決めるもの。
これが速い心による意思決定になるわけです。

一方、2の遅い心では論理的思考や学習に基づく意思決定が行われる。
論理的思考を伴うので、エネルギーを必要とし、言語的な考えを行われる。
たとえば、「喉が渇いたから何か飲もう。いやまてよ?今ダイエット中だからジュースじゃなくてお茶にしておこう」という論理的、言語的な思考による意思決定が遅い心の意思決定になります。

学術的な言葉でこの2つの心を分けると次のように呼ばれます。

速い心 = システム1
遅い心 = システム2

システム2の方が、システム1に比べて合理的な判断が下せるをされています。
(そりゃ論理的思考によって導き出された結論のほうが合理的だわ。。。)

速い心を遅い心でコントロールする

つまるところ、速い心を遅い心で制御することで、合理的な意思決定がなされる場面が増えるだろうということです。

アメリカのスタンフォード大学で実施された有名な実験で「マシュマロテスト」というものがあります。

これは幼児を対象に行われた実験で実験参加者に次の2択選択してもらいました。

①今すぐマシュマロを1つもらえる。
②20分後にマシュマロを2つもらえる。

マシュマロ大好きっ子たちにとってはマシュマロが2個もらえるほうがいいに決まっています。

しかし、二重過程理論に基づくと、次のような意思決定の過程がそ存在するわけです。

・システム1(速い心)ではすぐにマシュマロが欲しい!すぐ貰おう!
・システム2(遅い心)では20分待ってマシュマロを多く貰おう!

この実験の後の追跡調査では②を選択して多くのマシュマロをもらった子どもの方が将来的に学業成績が良いなどの結果になりました。

この実験を行ったウォルター・ミシェルは研究を続け、自制心を鍛えることは可能であると結論づけています。
(つまり、遅い心で速い心をコントロールすることができることになります。)

自分の意思決定がシステム1によるものなのか、システム2によるものなのかは、意識して考えるとよくわかります。
システム2であれば論理的に意思決定の過程を説明できるからです。

まとめ

本日のまとめでございます。

本日のまとめ

・人の意思決定には「速い心」と「遅い心」が関わっている。
・速い心の意思決定は直観的で人の欲求に従う。
・遅い心の意思決定は論理的で言語的思考を伴う。
・遅い心の方がより合理的な意思決定になる。
・自制心を鍛えることは可能で、遅い心による意思決定の比重を大きくすることができる。

終わりに

なにか意思決定をする際にいちいちシステム1とかシステム2とかを意識する必要はないかもしれませんが、大事な場面での意思決定の際にはこの速い心と遅い心を思い出してみるといいかもしれません。

一昔前に比べて社会全体の価値観が流動的になっている時代なので、個人の意思決定の力はこれからますます重要になってくるでしょう。

大事な場面でシステム1に従って合理的でない意思決定にならないように気をつけたいですね!

それではまた。

しまふくろー

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