クリエイティブな活動をしている人ってかっこいいなと思います。
アーティストやミュージシャン、YouTuberもクリエイティブですね。
クリエイティブな活動を続ける人はどんな習慣をもっているのでしょうか。
Contents
著者
著者はスコットバリー・カウフマンとキャロリン・グレゴワールです。
スコットバリー・カウフマンはアメリカ・ニューヨーク大学の准教授で「世界を見る目を変える傑出した科学者50人」に選ばれたことがあります。
キャロリン・グレゴワールはハフィントンポスト(ネット新聞)の心理や神経科学を専門としたらインターです。
どこで知り合ったのか気になる組み合わせですね。。。
「クリエイティブ思考」がわかる
この本ではクリエイティブな活動をしている(あるいはしていた)人々の特徴や習慣、環境などを紹介しています。
パブロ・ピカソやトーマス・エジソンなど、誰もが知っているクリエイティブな功績を残した人々を例にとってクリエイティブ思考とはどんなものかが書かれています。
クリエイティブ思考はどんなものか、どう作られるのか分かる本ですね。
(私はサブタイトルの「これからの時代に求められる」の一文に惹かれましたが笑)
クリエイティブ思考を持つ人の10の習慣
クリエイティブ思考を持つ人にみられる習慣や環境を10のトピックに分けて説明しています。
遊び、情熱、夢想、孤独、直感、好奇心、瞑想、繊細、逆境、異端
個人的に印象に残ったのは第2章の「情熱」トピックにあるこれでしたね。
夢を見ながら「現実的な努力」をする
クリエイティブな活動をしている人ってなんとなく「天才肌」なイメージを持っていたのですが、イメージとちょっと違っていました。
情熱をもって地道に努力を重ねた結果として「クリエイティブ」になったのだと。
これって才能とかだけではなく、自分が「これだ!!」って思える対象になら誰しもクリエイティブになれる。という感じがしていいなーと思いました。
また、第3章「夢想」のなかで集中力は拡散的な思考を止めてしまうが、クリエイティブな思考のためにはマインドワンダリング(思考をさまよわせる)ことも必要だとありました。
「集中力がない」というのは思い切り短所であるように考えていましたが、「クリエイティブ思考」に近い状態なんだと考えるとむしろ非凡な長所なのかもしれません。
こんな人にはおすすめ
クリエイティブ思考はどんなものか知りたい、クリエイティブな人ってどんな人か知りたいという人にはおすすめの本ですね。
需要としてはニッチな部類に入るかもしれません。
こういう特徴の人はクリエイティブ思考を持っている可能性が高いと言ったことがわかるので、人材開発とか人事部で働いている方、私のように心理に興味がある人がターゲットになるでしょうか。
ただし、クリエイティブ思考の人々の習慣を真似してもクリエイティブになるかというとそういう印象は受けませんでした。
「習慣」とサブタイトルにはありますが、こうすればクリエイティブになれますよという内容ではなかったです。
なので、クリエイティブ思考を身に付けたいという方が 読むとちょっと「イメージと違った」という感じになってしまうかもしれません。
終わりに
というわけで 『FUTURE INTELIGENCE これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣』でした。
タイトルと得られるものがちょっとズレている感じがしたので、マーケティング的にはちょっとずるいなーと思いましたが、なかなか興味深い内容の書籍でした。
ページ数でいうと260ページくらいなのですが、内容が濃いせいか結構読むのに疲れました笑
が、得られるものも多い本なので興味のある人は読んでみることをオススメします。
それではまた。
しまふくろー