マルチタスクができる人ってなんとなく「仕事出来るヤツ」って思っていませんか?
残念ながらその認識は間違いです。
本当に仕事が出来る人は常にシングルタスクで仕事をこなします。
今までマルチタスクでこなしていた仕事をシングルタスク化することによって生産性をアップさせましょう!
Contents
マルチタスクってなに?
マルチタスクというのは複数の作業を同時にこなすことを指します。
「マルチに活躍する」というと、なんとなくいいイメージ持ってしまうせいか
マルチタスクが出来る = 仕事が出来ると誤解されがちです。
しかし、それは間違いなのです。。。
マルチタスクの弊害
マルチタスクとは要するに「ながら作業」なのです。
歩きスマホとか、ね。
複数のものに集中(注意を向けること)をしようとして、結局集中できないというね。
歩きスマホの例なら「マルチタスクはダメ。」というイメージをしやすいのに、仕事となるとマルチタスクをやりがちになります。
ある研究ではマルチタスクをしていると40%も仕事の効率が下がってしまうということがわかっています。
「マルチタスクを出来るよ」という人もいますが、基本的にそれは勘違いです。
この人は「シングルタスクを切り替えているだけ」で同時にこなしているわけではありません。
また、複数作業をしていると、ツァイガルニク効果によってメインで取り組んでいる作業以外の事を考えてしまい、集中力を下げる原因になります。
(ツァイガルニク効果 = 人は中断したモノの事も考え続けてしまうという心理効果)
仕事に集中できない。
これでは生産性が下がってしまうのは当然です。
マルチタスクの怖いところは「本人は忙しい」と思ってしまう事です。
一生懸命働いているのに、生産性は低くなってしまうという残念な状態に陥ってしまうわけですね。
めっちゃ頑張っているのに結果が伴わない。
そんな経験があれば、もしかしたらマルチタスクの弊害かもしれません。
シングルタスクの効果
シングルタスクとは文字通り一つのタスクだけに取り組むことです。
マルチタスクの対照ですね。
シングルタスクであれば、目の前の作業に集中出来るので作業効率が上がる。
非常にシンプルですね。
集中力がアップすれば、時間あたりの生産性はアップするし、もちろんミスも減る。
仕事がデキる奴になれるのです。
シングルタスク化をする
とはいえ、忙しい現代社会ではマルチタスクが求められることが多いわけです。
そこで、マルチタスクをシングルタスク化する工夫が必要になるのです。
タスクを細かく分割して書き出し、取り組む順に並べる。
1個だけかよ!?
そうです。
シンプルイズベスト
「タスクを細かく分割して書き出す。」だけでも色々な効果があります。
①マルチタスクをシングルの連続にすることで一つ一つに集中出来るようにする。
②細かくしたタスクで一つ一つに「終わり」をツァイガルニク効果による弊害を抑える。
③やることを書き出すことによって「やらないこと」も確定させることができる。
④やる順番まで決めておくので「次に何をするか」を決めるタスクスイッチングの負荷を抑える。
タスク分割の目安は30分以内に完了できるレベルが良いでしょう。
(最初は難しいので数時間単位でもOKです。)
ポモドーロ・テクニックと並行して出来るとなお良しです。
(ポモドーロ・テクニック = 25分集中作業 + 5分休憩のサイクルを繰り返すことによって集中力を持続させるテクニック)
終わりに
歩きスマホに代表されるようにマルチタスクは集中を阻害して作業効率を著しく下げてしまいます。
マルチタスクは仕事が出来る人の働き方ではなく、仕事ができない人の特徴だったのです。
というわけで、マルチタスクで作業をしてしまっている人は今すぐシングルタスク化をして作業効率の劇的なアップを狙うべきですね!
それではまた。
しまふくろー