心理

ポジティブな言葉は危険?実は知らないポジティブシンキングの罠

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自己啓発の根本というレベルで深く根ざしているものがポジティブシンキングです。

いろいろな研究を経て、ポジティブシンキングは万能のツールではないことが分かっています。

一般的「ポジティブシンキング」として知られるものは、その闇を見せないようにしています。

実は、闇を知らずにポジティブシンキングを使ってしまうと逆効果になることもあるのです 。

ポジティブシンキングとは

ポジティブシンキングとは、「物事を前向きに考える」ことです。

ペンシルバニア大学のマーティン・セリグマンがポジティブ心理学という分野を発案し、今ではポジティブに生きることは良いことだ!というイメージが日本にも広まっています。
(セリグマンは嘘つきだ!とかそういう話ではありません。)

物事を前向きに捉えることは、ストレスが減り、自己肯定感が高まり、幸福度が増すといった良い事ずくめのように見えます。

よくある話で「コップに半分水が入っている。」状況をどう捉えるかというものがあります。

ポジティブシンキングの場合
・コップに半分も水が入っている。

ネガティブシンキングの場合
・コップに半分しか水が入っていない。

という状況の捉え方の違いを紹介しているものがあります。

ポジティブシンキングの場合、コップ半分の水を潤沢な資源と捉えることができ、それを活用する方法をおもいつきやすい。

対して、ネガティブシンキングの場合はコップ半分の水を「これしかない」と思うことで思考か凝り固まってしまい、その水をうまく活用できないとか。

こういう感じで

ポジティブシンキング → 良いもの
ネガティブシンキング →悪いもの

として捉えられてしまうことが多いようです。

表面的なポジティブはむしろネガティブ

ポジティブシンキングが良いものとして紹介されることによってネガティブシンキングの人はポジティブシンキングしようぜ!!!という風潮が成り立ってしまっているのが現状です。

でもこれってダメじゃね?ということを考えてみてほしいなーと思います。

この風潮は構造を 紐解くと
「ネガティブシンキングをネガティブに捉えている」

ポジティブになろうする人は「ネガティブな自分を否定している」ことに他ならないからです。
(マイナスにマイナスを掛けてプラスになるみたいな方法)

ネガティブではいけないと思うことで、余計にネガティブな感情が湧き上がります。
シロクマのリバウンド効果ってやつですね。

ポジティブシンキングの「やってはいけない」

とはいえ、ポジティブシンキングは現に人間関係を良くしたり、自己肯定感が高まるといった効果があります。

じゃあ何がいけないのか?

ポジティブシンキングのやり方です。

ポジティブになるために、「ポジティブは言葉を発しよう」みたいな方法論は聞いたことありませんか?

この方法はカナダのウォータールー大学のジョアン・ウッドらの研究によってまったく逆効果になることがあると判明しています。

具体的には
・ポジティブな人はよりポジティブになれる。
・ネガティブな人はよりネガティブになる。

そうです。

この方法では「ネガティブは人がポジティブに変わる」効果はないのです。

おそらく「ネガティブな自分をネガティブに捉える」とか「本当はネガティブだと考えているのに無理やりポジティブに捉えようとしてストレスがかかる」といった理由なのでしょう。

逆に、スリーグッドシングスのような「ネガティブは人がポジティブに変わる」効果がある方法もあるのできちんとした知識を身につけないといけません。

ネガティブシンキングのポジティブな一面

ネガティブシンキングは物事を悲観的に捉えるから、不安が増してストレスがかるといって否定的に捉える人もいますが、ネガティブシンキングにもメリットはきちんとあります 。

それはリスクや脅威に反応できるということです。

つまりネガティブシンキングは脅威を見逃さずに捉えやすいのです。

脅威に敏感であることが良い場合というは、例えばお医者さんとかですね。

・ポジティブドクター
「多分大丈夫だと思うので、今日は帰っていただいて結構です。」

・ネガティブドクター
「多分大丈夫だと思いますが、念のため検査をしておきましょう」

「もしかしたら悪いことがあるかもしれない」と物事をネガティブに捉えるほうが安心できませんか?

組織のリーダーやマネジメントをする人などはリスクや脅威に敏感に反応できるネガティブシンキングが役に立つのです。

まとめ

ポジティブシンキングのまとめ

ポジティブシンキングは物事を前向きに捉える考え方
ネガティブであることを悪いこととして考えない
ポジティブな言葉を発してもポジティブにはなれない(むしろ逆効果)
ネガティブシンキングはリスクや脅威に対する嗅覚が鋭い

終わりに

ポジティブであることは決して悪いことではありません。

しかし、それと同じくらいネガティブであることも悪いことではないのです。
そう。ネガティブシンキングにも良い面はあるのです。

ポジティブになろうとすることももちろんOKですが、その方法論もきちんと調べた上でやらないといけません。

それではまた。

しまふくろー

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